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2013年12月7日

手ぼうきをつくって、天橋立をきれいにしよう!

カテゴリー: ワークショップ

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2013年12月7日(土)~12月8日(日)  、宮津・竹の学校実行委員会(地球デザインスクール)では、宮津竹の学校 「手ぼうきをつくって、天橋立をきれいにしよう!」を開催しました。

初日の7日には海と星の見える丘公園セミナー棟で手ぼうきづくり、翌8日に 天橋立で「天橋立一斉清掃」に参加するプログラムです。宮津市をはじめ京都府内外の小学生や大人たち 9組13名が参加しました。

普通見かけるほうきは長い柄がついていますが、今回は柄のない「手ぼうき」に挑戦です。宮津の竹からとった穂を使います。講師は「緑輝造園」の平井さん。京都市在住の若手庭師さんで、手ぼうきを自ら作って仕事にも用いるといいます。

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作り方を教わりながら、参加者の方々が思い思いに「マイ手ぼうき」を作ります。竹の穂の長さを揃えて、ある程度の束になったら、軽く結わえて仮止めし、持ち手となる部分の「節合わせ」。手間がかかる作業ですが、意外にはまるようです。節がきれいにそろって、握りやすい形になったら、節の前後2ヶ所でワイヤーをきつくしばります。それぞれの手に合ったお気に入りの「マイ手ぼうき」ができました。

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翌日、できたてのマイ手ぼうきを持って天橋立の中にある「天橋立神社」の清掃をしました。講師は平井さんと、同じく庭師で「象工社」の川崎さんです。川崎さんが、手ぼうきを使った上手な庭の掃除の仕方をレクチャーし、みんなで手分けして神社の松葉や落葉を掃き清めました。川崎さんは京都の老舗造園屋の出身で、きめの細かい掃除の仕方を説明しながら、つねに全体への目配りを怠らないこと、など教えてくれました。

DSC_7400それぞれに手にした手ぼうきや熊手で掃き清め、約1時間できれいになった神社の境内。効果は参加者にも絶大だったようで、「気持ち良さに目覚めた」というような感想もありました。参加者のみなさん達成感をもって、笑顔で記念撮影となりました。

そもそも竹の穂は、筍、竹細工、建材などに利用された竹の残り物。それがほうきとして生まれ変わることで、無駄なく竹を使い切りることができます。とりわけ、手ぼうきは普通のほうきよりも木々の根元や苔の上など繊細な作業にも向いており、使い続けるにつれて小さくなっても、さまざまに息長く使えるます。掃く時の心地よい音が体に近く感じ取られ、清掃の気持ち良さで自然への愛着が増します。作ってよし、掃いてよし、聞いてよしの手ぼうき、究極の持続可能な道具ではないでしょうか。

 

 

 



宮津市

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